世界の出来事に心が揺れたとき、私は「何かできている」と言える場所には、まだ立っていないと思う。
それでも、これ以上憎しみを増やさないために心がけていることはある。
これは成果の報告ではなく、途中経過の記録。
うまくできているという意味でも、完成形でもない。
ただ、今の私が選んでいる姿勢について静かに書いておきたい。
1. 命を守るところに静かに手を伸ばす
政治や立場を支持するよりも、まず「今日を生き延びる命」に届くところを選ぶ。
大きな正義を掲げるより、水・食べもの・医療・子どもといった、どの場所でも必要とされるものに向かう。
金額や頻度は問わない。
「私は命の側に立ちたい」と、
自分の中で確かめる行為として行う。
2. 情報を煽らない形で扱う
強い言葉、断定、怒りの連鎖。
それらは一瞬で広がるけれど、同時に、誰かの心を深く傷つける。
だから私は
- 読む情報を選ぶ
- 数字だけで語らない
- 誰かを「悪の塊」にする言葉を拡散しない
事実を知ろうとすることと、憎しみを運ぶことは、同じではない。
3. 「どちらかの正義」を引き受けない
世界の出来事は白と黒に分けられないことが多い。
どちらかの暴力を理解してしまうとき、別の誰かの命が軽く扱われることがある。
私は
- どちらの市民の死も軽くしない
- 簡単な結論を急がない
- 怒りの役割を引き受けない
中立でいたいのではなく、命に忠実でいたいと思っている。
4. 祈りと記憶を消さない
ニュースの中の数字は、本当は名前を持った人だった。
すべてを覚え続けることはできないけれど「忘れなかった時間」が、確かにあったことは残せる。
特別な言葉はいらない。
そっと思い出し、今日もどこかで生きている人がいると知る。
それだけで、世界は少しだけ冷たくなりきらずに済む。
5. 自分を壊さない
一番大切にしていること。
- ずっと見続けない
- 夜は眠る
- 身体を温める
- 美しいものを拒まない
自分が壊れてしまったら、誰の役にも立たない。
だから、休むことも、目を離すことも、逃げではなく”選択”として引き受ける。
おわりに
これは「できていること」の話ではない。
迷いながら、揺れながら、それでも選び続けたい方向のメモ。
世界はすぐには変わらない。
それでも、憎しみを増やさない人がいるという事実は残る。
私は、その一人でありたい。
完成形ではなく、途中のままで。
今日も静かに。
※本記事は、特定の立場や解決策を示すものではなく、個人が日々心がけている姿勢の記録です。
