最近、ある言葉に疲れた。
正しさを語る声。強く断定する声。
誰かを裁く声。誰かを導く声。
それを見ながら、私はどこかで思っていた。
理解しなければ。
整えなければ。
何か言わなければ。
もっと良い言葉を差し出さなければ。
けれど、気づいた。
その役目は、私のものではなかった。
人にはそれぞれの歩幅があり、
それぞれの学びの時があり、
それぞれの人生の責任がある。
私が誰かの課題を背負わなくていい。
私が誰かの価値観を修理しなくていい。
私が世界の乱れをすべて整えなくていい。
それは冷たさではない。
相手を一人の存在として信じること。
そして、自分を見失わないことだ。
救うべき人は、いない。
還るべき自分がいる。
これからは、外の言葉に反応し続けるより、
自分の言葉を磨いていきたい。
静かな灯りのほうへ。

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