もう痛みで証明しなくていい夜に

I no longer need pain to prove who I am

目次

もう痛みで証明しなくていい夜に

私はずっと、何かを証明するように生きてきた気がする。

ちゃんとやれているか。
足りているか。
まだ浅いんじゃないか。

どこかでずっと、自分を試していた。

痛みを通ったものは確かに深い

これは嘘じゃない。

痛みの中でしか触れられなかったものがある。

逃げられない場所で、
初めて見えた自分もいる。

だから私は、
「痛みを通ったものだけが本物」
そんな感覚を持っていた。

でもそれが唯一の道になりかけていた

気づいたのは、最近。

何かを選ぶとき、
無意識に“きつい方”を選びそうになる自分がいた。

ちゃんとやらなきゃ。
もっと深くいかなきゃ。

それはもう、探求じゃなくて

「証明」だった。

抜ける必要はない ただゆるめる

この考えは、間違いじゃない。
ここまで来るために必要だったものだから。

でも、
もうずっと握りしめていなくてもいいのかもしれない。

痛みは、扉のひとつだった。
でも、扉はそれだけじゃない。

小さな選び直し

今日は、
少しだけ軽い選択をしてみる。

途中でやめてもいい。
深く考えなくてもいい。

それでも何も失われないかを、
静かに確かめてみる。

それだけでいい。

それでも私は浅くならない

これが一番怖かった。

「楽な方を選んだら、浅くなるんじゃないか」

でも今は思う。

深さは、痛みだけでできているわけじゃない。

離れずにいること。
そのままを見ていること。

それもまた、同じくらい深い。

小さな祈り

私はもう、
痛みで自分を証明しなくていい。

私は、
ここに在るだけでいい。

そして今日も、
自分を置いていかない。

I don’t need pain to prove myself.

この灯を 必要な誰かへ
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次