【詩】🕯️ 外側から内側へ

外に合わせようとしていた

やさしく、静かに、壊れないように

けれど

どこかが、わずかに息を止めていた

笑っているのに

奥の部屋だけが、灯りを落としていた

そのとき

小さな違和感が、扉を叩いた

これは、わたしではない

この呼吸は、わたしのものではない、と

外に合わせた手のひらが

ふと、自分の胸に触れたとき

そこにあったのは

新しく生まれたものではなく

ずっと、待っていたものだった

呼ばれずに

それでも消えずに

静かに在り続けていた、わたし

だからこれは

間違いの帰結ではない

合わせようとしたその歩みの中で

わたしは、わたしに触れた

外の形をなぞった指先が

内側の輪郭を知った

ただ、それだけのこと

この灯を 必要な誰かへ
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