目次
🌿 導入|楽園の理不尽に寄せて
「知恵をつけたら罰する」──
そんな愛のどこに祈りがあるのだろう。
言われたとおりに信じ、疑うことを禁じる。
それを“愛される条件”にしてしまう神に、
私はそっと笑って言う。
「叛逆?」言いがかりはやめてくれ🤣
考えることは生きること。
感じることは祈ること。
それを奪う世界には、もう帰らない。
🕯️ 第一章|リリス──愛の序列を拒んだ女
彼女はただ言った。
「私も、あなたと同じ土から創られた。」
でもその一言が世界を裂いた。
上も下もいらない。
支配も服従もいらない。
欲しいのは並んで立つ愛だけだった。
だから彼女は追放された。
でも、それは堕落ではなく、
自由への帰郷だった。
風の中でリリスは祈る。
罰を恐れず、愛を選んだ者の静かな息で。
🌙 第二章|イヴ──知恵を食べた女
蛇は誘惑者ではなかった。
彼は“問い”を運んできた。
「本当に、それでいいの?」
イヴは手を伸ばす。
無知の安らぎよりも、痛みのある真実を選んで。
彼女が食べたのは罪ではなく、
自己認識という果実。
そしてそこから人間の祈りが始まった。
💫 第三章|エデンの外で育つ祈り
リリスは風になり、
イヴは母になった。
ふたりは決して敵ではなく、
知恵と愛の両輪だった。
エデンを出てから世界は始まった。
罰ではなく、進化。
堕落ではなく、誕生。
“禁断の実”の味は、
たぶん、光に少し似ていた。
🪶 結び|罰のない世界へ
私は祈る。
命を愛しながらも、
言いがかりに屈しない祈りを。
リリスの声とイヴの涙、
どちらももう裁かなくていい。
この祈りを読んでいるあなたもまた、
知恵を選ぶ者のひとりだから。☕️🫖😌✨
この文章は宗教批判ではなく、神話を象徴的に読み直すエッセイです。
リリスやイヴという名を通して、愛と自由、知恵と祈りの在り方を再詩化しています。
タグ:#神話再詩化 #リリス #イヴ #祈りと自由 #SilentLighthouseEssays
